13 Sep シックス・センス The Six Senses 幽霊モノのミステリーが大ヒット
何と言っても、これまで聞いたこともなかったM・ナイト・シャマラン監督(インド人)の大勝利です。死者が見える子供と小児精神科医の交流を通して描いた、未知の世界。子供はハーレイ・ジョエル・オスモント、ドクターがブルース・ウイリス。脚本もシャマランで、これでハリウッドの超一流監督にのし上がりました。ウイリスも、「ダイハード」などのアクションスターからシリアスアクターとしてもやれることを証明。
オープ二ングは、昔の患者が現れ、「僕を救ってくれなかった」と恨みの言葉とともに、ウイリスを銃で撃つんですね。そしてその少年は自殺。それから回復したかに見えるウイリスは、悔恨の気持ちも込めて、今度は死者が見えるというオスモントを救おうとカンセリングを重ねます。プロセスで、死者が見えるオスモントは少女の問題を解決したりなどのドラマを経て、クライマックスへ。そうそうオスモントの母親役で、豪女優トニー・コレットも熱演しオスカーのノミネート(助演賞)。でもやはり、驚愕は、非常に難しい役であるオスモントの天才子役ぶりです。天才子役も今は、チビでぶハゲ不細工の中年のおっさんですが、それでも主役はもはや望めなくても、俳優活動を続けているのはエライ。それから、シャマラン監督は、現在まで、コンスタントにミステリー映画のヒット作を生み続けていますよ。
個人的には、この映画には苦い思い出!があるんです。友達と一緒に観に行ったんですが、映画が後半にさしかかった時、友達が耳元で「ウイリスは幽霊だと思う」とのたまったんですよ。まさかと思って観ていると、エンディングはそうなり、ちくしょうおかげでショックを味わえなかったじゃんと腹が立ちました。それからは友達と映画を観ることは、できるだけ避けるようになりました。
85点
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